玩槭庭(ガンシュクテイ)の名前の由来
 

  以前、私の庭に対して名前をつけようと思っていたが、なかなか気に入った名前がなく、よい案が浮かばず延び延びになっていた。
  ある年(1994年)ドイツのカエデの「AHORNE」と言う本を手に入れ、これに因んで亜宝寝亭(アホウネテイ)にしようと思って、ドイツ語の先生にお聞きしたところ、AHORNの場合はアーホルン又はアーホーン(方言)でもよいが、EがつくとRの発音は無視できないのでアーホルンテイになると言われ、あきらめた。カエデは日本の宝のようなものだし、現在では寝ているようなものだから皮肉ってつけたかった。
  以前から一応考えていた名前に、1981年に信州の福永武彦氏が玩草亭「百花譜」3巻を出版されていて、それは素晴らしい本なので、それにあやかって「玩槭亭」と名ずけた。読み方はガンシュクテイとした。カエデをもて遊ぶ所という意味である。

槭はシュク(1) サク、シャク(2) セキ(音符) [大字典]
   シュク、  ソク(子六切)  セキ(慣用音)[詳解和漢大字典]
   シュク(1) サク(2)   セキ(慣)  [漢和中辞典]

  ガンサクテイと誰かから悪口を言いそうだが、それもいいかと思った。日本の現在的に考えると玩槭亭では、料理屋のようで、まぎらわしい。玩槭庭(ガンシュクテイ)と落ち着いたわけだ。
  2006年奈良県菟田野市にカエデ全部を寄贈したのと、この庭から転居したので、玩槭庭は幻の庭となった。

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